CMでもおなじみ、いまや国民の誰もが知っている大手ダイエットジムのライザップはダイエットの代名詞として使われるほどの知名度です。
とても高額ですが、結果にコミットするということで絶対に痩せられるけど大変、厳しい食事制限と、ハードなトレーニングで追い込まれながらダイエットをするイメージがありますが、実際はどうなのでしょうか。
ライザップの食事制限はやっぱりハードなのか
ライザップの食事制限のコンセプトは正しい食事の習慣です。3食きちんと食べながら、我慢する制限ではなく選択を変えることや、正しい食生活をつけるためのガイドラインを参考にしながら、トレーナーと2か月分の食事180食分で食事の取り方を変えていき、一生使える正しい食事の習慣として生活に取り入れていくことを目標にしています。
食事制限方法は糖質制限ダイエット
内容的には、最終的に3食主食抜きの低糖質ダイエットです。3食主食抜き、と聞いた時点でやっぱりハードなのでは…と感じてしまいますが、現代人は糖質を摂りすぎています。体にいいとされている和食も、みりんや砂糖をたくさん使う料理では糖質が高くなってしまいますし、その上でご飯を大盛りで食べたりしたらあっという間に糖質はオーバーになってしまいます。
基本的に1日50g、ご飯茶碗1杯分のご飯のみの主食を摂るようにします。人それぞれ違いますが上限カロリーを算出し、糖質以外の栄養素で3回の食事でカロリーを摂取します。糖質が大幅にカットされることになる分、タンパク質でカロリーを補填するイメージです。お米好き、主食好きにはとてもハードなように思えますが、これは食事制限をスタートさせてすぐにこの食事になるわけではありません。
段階的に少しずつ糖質が少ない状態に体を慣らしながら食事を変えていきます。確かにスタート直後はご飯が大好きでご飯を減らしていくなん辛すぎると思うかもしれません。ですが、意識が変わると好みも変わっていきますから変化するかもしれない自分を楽しみに始めてみてもいいと思います。スタートの段階ではまず、夕ご飯の糖質から抜いていきます。そして徐々に他の食事の糖質も抜いていきます。
ですがどんなに気をつけても、調理法などから全部の糖質を抜くことはできません。なので意識して抜けるところの糖質はできるだけ抜いていくようになります。2週間程度で体は慣れていくようですよ。
食事量の推奨
ライザップの食事制限でのお約束ごとの中で、厳守してほしいと言われるものは食事の量と、時間です。朝は軽め、昼はしっかり、夜は朝より軽めの量、朝3:昼5:夜2の割合で食べるといいそうです。また、21時以降の食事はNGです。21時以降に取らざるを得ない時は極力軽く、プロテインとサラダくらいで済ますことが奨励されます。
お客様それぞれのライフスタイルに合わせるようにトレーナーと食事制限、食事管理についてカウンセリングをしっかりすると思いますが、一般的に昼の活動量が多いことが起因しています。活動量が多いことで消費カロリーも多いのでお昼ご飯の量も1日の中で一番多くなります。朝はこれから活動していくのに脳にエネルギーがいかないと活動を起こす力が働かず一日の活動量が抑え目になってしまうことから、抜くのも良くありません。
夜は、もう寝るだけです。なので過剰なカロリーを蓄えるだけになってしまいます。そこで蓄えやすい糖質は控え、筋肉などの修復のためにタンパク質を摂取することが大切になってきます。ですが、夜ご飯は1日の終わりなのでついついリラックスして豪華に食べたくなってしまいますよね。これを昼を豪華にする方向でシフトしていくとライザップの食事制限を受けいれやすくなると思います。
ライザップは空腹が敵の食事制限
また、朝ご飯を抜かない件ともつながってきますが、ライザップの食事制限では、空腹感を感じると飢餓状態に陥ってしまうので、筋肉を壊してエネルギーを作る代謝に変わってしまい、トレーニングでせっかく作った筋肉を破壊してしまうので空腹を感じる前に高タンパク質なものを食べます。
夜少なめの食事をすると、朝は少し空腹状態で目が覚めると思います。その状態で朝何も食べずに昼まで過ごすことになってしまうと、筋肉を破壊する飢餓状態だと脳が勘違いしてしまうので、朝はきちんと食べることとされています。また、夕方も少しお腹が減りますね。これにも高タンパクなおやつで対処します。ソイジョイの甘いものであったり、ナッツやチーズ、サラダチキンなど、栄養素の補給要素が強いおやつになりますが、おやつも食べていいのは、気持ちは少し緩みますね。
空腹を感じないことは、メンタル面でもとても過ごしやすいと思います。ただひたすら空腹に耐えるダイエットもあります。空腹は脂肪が燃えている合図、ということを聞いたことがありませんか?その場合は、空腹に耐えられるだけのメンタルがなければ乗り越えられませんが、ライザップの食事制限では、糖質量は減りますが、実際のカロリーはタンパク質などの他の栄養素で埋められているのでカロリー自体にあまり変化はありません。
さらに糖質も脳を騙すように少しずつ減らしていければ、我慢しているという感覚もなくダイエットを進めていくことができます。なので、ライザップの食事制限は比較的やりやすいもののように思います。
外食はライザップの食事制限では選択が大事
外食は塩分糖質カロリー過多の、ダイエットの強敵となりますよね。ですが、ライザップの食事制限では一律に外食を禁止せず、アルコールも選ぶものを変えたらオッケー、ということになっています。
基本的には低糖質な食事がいいので、選ぶなら、カレー、ラーメン、パスタ、ハンバーガー、ではなく、生姜焼き、冷しゃぶサラダ、青椒肉絲などのタンパク質が多いものであったり、居酒屋などではモツ煮にビール、ではなく、ホッピーと枝豆、刺身やおでん、などに変えるだけで問題ありません。
ただ、21時以降の外食はなるべく控えた方がいいでしょうし、外食オッケーだからといって量を調節しないと、今までの努力が3歩進んで5歩下がってしまいますので、量は気をつけながら、選択を変えることで外食も可能になるのです。
ライザップの食事制限はフルサポート体制
ライザップでは毎日食べたものをトレーナーに報告しますが、専用のアプリを使って報告します。毎回の食事の報告は意外と手間だったりしますが、ライザップでは専用アプリを使ってなるべく苦がなく報告しやすいように工夫されています。1日のカロリーや栄養素の摂取量の目安がグラフでわかりやすく表示され、毎日専属トレーナーからの細かいアドバイスを受け取ることができます。栄養相談サポートセンターで、急な飲み会などの食事選びの相談にのってくれることも可能です。
そうやって2か月、いろんな方法で痩せた理想の自分に合う食事制限と食事の習慣をライザップから吸収していき、ダイエットが成功してからも続けていくことができれば、太りにくい体と習慣を手に入れたことになります。それが本当のダイエットの成功です。ライザップのプログラム修了後も正しい食事の知識が身についていれば、リバウンドもしない太りにくい体を作っていくことができます。